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2010-12-27

拾い読み: OpenIDの仕様と技術

OpenIDの仕様と技術 連載

OpenIDについては IBM の Technical Nightの解説で色々と聞いてきましたが、再勉強ということで。

第1回 仕様から学ぶOpenIDのキホン                              2007/07/06

しかし、読んでいってどうにもセミナーで聞いたものと話が食い違っているので疑問に思いながらも、一応、最後まで読み進んで、やっとその理由が判りました。この連載、基本はOpenIDの旧仕様(1.1)ベースで、セミナーで聞いた方は新仕様(2.0)ベースだったようです。セミナーで、おおこれは便利と思った 2.0 仕様に比べると、旧仕様(1.1)は、これでは誰も使わないでしょう、といったレベルの違いがあるように思えます。というわけで、この連載、内容の殆どが旧仕様(1.1)ベースなので、今となっては役にたたなくなっています。

逆にいうと、新仕様がそれだけ進化しているということの証でもあります。しかし、新仕様ベースの解説探さないといけませんね。こういう時はほんの数年の差が効いてきますから、年だけでは判らないものです。

拾い読み: Web 2.0マーケティング・イノベーション


某「あまり面白くなかった」ページからリンクされていたのですが、こちらの方は面白そうです。2008年頃の連載なので、Web2.0なんて言葉はもはや廃れた感じですが、読み物としては価値がありそうです。


マーケティングで"「対話」「コミュニケーション」「相互活用」のモデル"が考えられていたとは意外です。割と一方通行のイメージが強かったのですが、考えてみると商品/製品を拡めるには必要なことではありますね。ただ技術的な制約でいままでは一方通行しかできなかった(逆方向のチャンネルが弱かった)ということなのでしょう。ネットでその制約が外れてきていると。そのような環境下でのマーケティングについての連載になるようです。

以下、順に連載を読んでいったのですが、マーケティングの技法というよりも本質、哲学を語るタイプの連載でしたね。読み物としてはとても面白かったです。マーケティング系の人との付き合いなんかありませんから、内容が一々新鮮でした。


2010-12-24

拾い読み:iPadやAndroid端末がシンクライアントに、GMCが新サービス

またまた新プロトコル? 記事からではそのあたりが解りにくかったので検索かけて調べてみました。


通信はHTTPS/SSL暗号化で行なわれるようですね。サーバ認証+従来のPC側認証の二本立て。直接繋ぐものなく、専用の中継装置を介して、ということのようです。中継装置で小型デバイス向けの画面変換とかをやっているのかも知れません。

速度比較が対VNCになっていまして、仮想画面ドライバによる転送なので速いとなっていました。しかしVNCでも画面ドライバ版がありますのでレベル的にはそのあたりと同等でしょう。

ワンタイムの遠隔招待という機能はいいですね。アドホックにちょっとだけ触らせたい、ということは多いですから。多分ある種のワンタイムパスワードとの連携なのでしょう。画面転送だけでなくファイル転送付きです。リモートプリント、サウンド転送もサポートしているようです。

いわゆるAll-in-Oneのリモートアクセス環境になっているようです。これはちょっと触ってみたいですね。デモリンクがあるのですが、会社への問い合わせメイルになっているだけで。個人の趣味レベルで触りたい、は無理っぽいようです。

拾い読み:【レポート】MySQLからCouchDB(NoSQL)へデータベースを移行するために知るべきこと

【レポート】MySQLからCouchDB(NoSQL)へデータベースを移行するために知るべきこと

CouchDBサイトの移行ガイドの紹介ですね。本体はCouchDBサイトの以下のページ。


データをJSONで持つということは、そのままJSのオブジェクトとして参照できる(ORマップ済)になるわけですね。なるほどこれは簡単でいいですね。

ここに出ているサンプルですが、例えばレシピに栄養表を付けたいとかいう話になったらどうするのでしょう。RDBベースであれば材料と栄養のマップを作って、レシピに関連した材料から栄養の集計簡単に求められますよね。CouchDBではどうするのがそれらしい方式なのでしょう。JSON内に栄養表まで入れてしまうと、栄養表改訂なんかに対応できなくなります。結局、別に材料に対する栄養表を作って、レシピ側の材料から検索掛けることになりませんかね。そうすると結局RDBと同じようにテーブル構造を持つことになります。RDBでいうところの正規化が無意味になるだけで、結局データの独立性とか相互の関係とかはDB形式に関係なくきちんと設計されるべきものなのではないでしょうか。


こちらは、SQLによるファイル操作をCouchDBのJSコードに置き換えてのサンプルです。で、見ていくと全く以てLINQぽいですね。LINQのメソッド形式と考え方は同じで、無名(匿名)オブジェクトを返すあたりも同じです。他にもSQL対応例がリストされていますが、ところどころ空白です。まあ、見当つくからいいのでしょう。

後、データ移行とDBインターフェースの話が出ていますが、データ移行についてはAutoIncrement IDがちゃんとサポートされています、というぐらいですか。他のところはとりたてて重要なことでも無さそうです。インターフェースの解説は概念イメージですね。URL形式で指定されるのでWEBアプリとの相性はいいのでしょう。

まあ、実際に使うとなるとこれだけでは済まないのでしょうが、躊躇しているひとへのイントロといったものなのでしょう。実に大雑把ですが、如何にも使えそうな気分を持たせるドキュメントでした。個人的に移行に関して一番気になる点はデータ量の問題なのですが、そのあたりには全く触れられていません。ひょっとしてやばいのでしょうかね。

2010-12-20

拾い読み:純文学にあって漫画にないものってなんだろう?


今回のエッセイは読み応えがありました。対象は例の東京都の条例。三島や太宰を例に深い芸術性故に社会にとって危険になるもの、を挙げていますが、そういうものこそ社会に深く影響を与え続けるものでしょう。そして湘南のチンピラの「耐用の季節」は終わったって。

しかし、思うのですが、団塊の世代、というのがいますが、この人達って恐ろしいまでに外部の(それこそ芸術性のかけらもないようなものでさえ)影響を受け易いのではないでしょうか。この世代は何かことがある度に一斉に動いているように見受けられます。青少年に悪い影響を、という言葉は、自分たちが何でもかんでも無批判に受け入れて暴走してきたからの発想のように思えます。そのくせ、自分達がちゃんとした判断ができると自信をもっているあたりに、なんとも言えない馬鹿らしさを感じます。

拾い読み:【ハウツー】企業ユーザーのためのWindows Live活用術


勝手に切り替わった Window SkyDrive ですが、こういう案内は嬉しいですね。Windowsサイト見ても使い方の案内なんか見つからなかったので。


共有可能なファイルの保管場所、となると他にもサービスが多数ありますね。現状、このサービスの機能レベルでは GoogleDocs あたりとの違いが判りません。まあ、受け渡しの相手に応じて使うサービスを切り替えて使う、ということになるのでしょう。オフィス文書との親和性の良さは売りになるのでしょうが、先行しているサービスでも最近は提供されていますから、それだけではちょっと弱そうです。


前編でかなり期待して後編を待っていたのですが、後編は Live Mesh の解説でした。Live Mesh は出だしの頃に試しに使ってみたのですが(ある意味自動バックアップですので)、通信/CPU負荷が高すぎて、少なくとも私の手元の環境ではとても使えるものでは有りませんでした。

マイクロソフトは開発エンジニアに最新、最速マシンを与えているという話を聞いた事がありますが、そのせいで低速マシンでは使えないサービスが平気で出てきているように思えます。ちなみに、Security Essentail も負荷がかかり過ぎてアウト(CPU過熱でマシンダウン)でした。もう少し貧弱なマシンのことも考えて欲しいものです。

拾い読み:「はやぶさ」はいかにして危機を乗り越えたのか?


ある意味今年一番話題になった人(今までとのギャップで)かもしれないJAXA川口教授へのインタビュー記事です。プロジェクトマネジメント中心のインタビューになっていますが、さすがにヘビーなプロジェクトをこなした人の話は読み応えがあります。

2010-12-19

拾い読み:浸透する新世代のシンクライアント


筆者の他の記事のリンク中に気になったキーワードがあったので読んでみました。ただ、この記事は2005年のものなので、現在の話というよりも、昔はこういう考え方もあった、といった歴史に属するようなものになっている点に注意が必要です。

で、この記事でちょうど、GooglePC、GoogleBrowserとかが話題になっていまして、これらが実際に出てきているわけですが、5年前予想と比べてみるのも一興かと思います。しかし、直ぐに出てきたように思っていましたが、噂に上ってきたあたりからですと5年以上(あのGoogleでさえ)掛かっているのですね。むしろそのことに逆に驚きを覚えました。

され、タイトルのシンクライアントですが、やっぱり流行ってきませんでしたね。2005年との比較でいうと、大きいのはネットブックの出現でしょうか。HW/機能的にはネットブックによってシンクライアントが駆逐された、という気がします。実際ネットブックの使われ方は、この記事で話題になっていたシンクライアントそのものでしょう。専用機としてのシンクライアントは、今までの歴史通り、低価格の汎用製品に負ける運命にあったようです。

拾い読み:技術者なら知っておきたい「ソーシャルゲーム」とは

技術者なら知っておきたい「ソーシャルゲーム」とは - @IT

どこいらへんが「ソーシャル」なのか全く判らない記事でした。ちょっとの間だけでも遊べるゲーム、という考え方は良く判ります。なんといっても今や大作が却って嫌われるようになっていますからね。現実問題、長時間拘束するようなゲームは駄目でしょう。短時間でこなせるミッションの組み合わせといったところか、単純化の方向に進んでいると思います。

で、携帯ゲームですが、何故携帯ゲームとは呼ばずにソーシャルゲームとかいう言葉で呼ぶのでしょう?そのあたりの疑問の解消に繋がるかと思って記事を見てみたのですが、そちらについてはさっぱりでした。というか、流行っているらしい世間の「ソーシャルなんたら」は大半が理解の外です。どうしても単なるバズワードにしか見えないのですがね。というか、この記事において「ソーシャル」はいまさら説明するまでもない公理扱いになっているようです。中にいる人にとってはそういう扱いになり易いものなのでしょう。おかげで外の人間とってはいつまでも「なにそれ」のままで一向に疑問が解消されません。

2010-12-18

ニュース拾い読み:evernoteからのクリスマスプレゼント



これはいいクリスマスプレゼントです。

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/12/17/053/index.html



evernote日本語ブログの方では以下のように紹介されてます。


無料会員で40MB→60MB、プレミアム会員で500MB→1GB、プレミアム会員の方の拡張は随分と思い切ったものです。まあ、テキストベースであれば無料会員の現行容量でもなかなか使い切るものではありませんが、スキャンした画像やPDFを放り込んでいるひとには朗報でしょう。

日本語ブログの方ではもう一つ記事が来ていました。


うちのところで自動更新で 4.1 に上がったのが 12/04 なので今更感もありますが、とりあえずは、日本語でのリリースノートとしては有り難いですね。スタック機能は当初より話題になっていた(というか4.1の目玉のようです)のですが、ノートブック数が増えた(100→250)は見逃していました。まあ、私の場合、同期ノートブックは(いまのところ)ひとつしか使っていない(タグで分類派)なので、個人的には有難味は薄いですが。ノートブック多用派の人には嬉しい機能追加でしょう。

拾い読み:今まで知らなかった 5 つの事項: マルチスレッド・プログラミング


最新の(2010/11時点)Java Multi Thread 機構の紹介記事です。

初期のJavaのスレッドサポートは酷かったけど(まともなマルチスレッドコーディングしたこと無い人が作ったつぃか思えないレベル)、さすがに時間が経てば熟成してくるものですね。このところJavanoマルチスレッド機構を使う機会がない(考えて見ればJ2EEベースだとまず使いませんね)ので、新機能の紹介は歓迎です。

というか、実際にマルチスレッドプログラム書いている人ってどの程度いるのでしょうね。出初めのころは、ライブラリが対応していません、システムコールが対応していません、ばかりで、まじめにマルチスレッドコードを書こうとするとライブラリレベルから作り直しが要求されたものです。OS/2、WindowsNT系列は出た直ぐからライブラリも含めて対応していましたが、UNIX系はライブラリが対応するまで10年近くかかっていした。OS/2ではマルチスレッドが普通に使われていたようですが、WinNTではUIレベルで待たせる(いわゆる時計マウスポインタ)プログラムが未だに残っていますから。あまりUIの向上方面では使われてず、専らバックエンドのワーカースレッドとして使われているのかもしれません。

Synchronied Methodと Synchronized Block の生成されるコードレベルでの比較は面白いですね。これだけの差がでるのですか。機能的には同じようなものと思っていましたが、実行時レベルではこれだけの差がでるのですね。

ThreadLocal、Volatileあたりは以前からある機能でマルチスレッド使う人には当然の機能です。このあたりは前振りレベルですかね。

美味しいのは最後に紹介されている Atomic Field Updater。これはJava5で導入されたjava.util.concurrentに含まれている機能のようです。というか、java.util.concurrentはマルチスレッドサポートに都合のよい(以前であれば自前で作成していた)機能の集まりのようですね。マルチスレッドから縁遠くなっていたとはいえ、これを知らなかったのは痛恨の極みです。で、このページからのリンクでjava.util.concurrentの紹介記事が二つ。次にはこっちの方をじっくりと読んでみたいと思います。

ニュース拾い読み:グーグル、「Google 日本語入力」正式版リリース


既にインストール済。あれ、「おみくじ」機能って釣りだと思っていたのにちゃんと入っていますね。ちなみに今日の運勢は「大吉」だそうで。個人的には易(易経)のわけの判らない文書がでてきて欲しいですがね。zコマンドってどんなものでしょう。確かにzlで→に変換されますが他にはどんなのがあるのですかね。

Googleの正式告知の方に書いてありましたが、

zh ←
zj ↓
zk ↑
zl →

だそうで。開発者はvi使いだと推測されます。

2010-12-17

拾い読み:ソフトウェア・メトリクスの栄光と没落:その6


以前から読んでいる連載の続き。歴史的には推進派、反対派の抗争期。抗争によっては発生した4つの活動について論じています。

(1)メトリクスの実地適用
(2)メトリクス間の相関関係の研究
(3)メトリクスの意味の見直し
(4)メトリクスの計測時期の検討

結局どの活動も駄目だったようですね。こういう抗争を反映してか、メトリクスについてあれこれ言われることはなくなりました。その替りに「開発プロセス」が目立ってきたころでしょう。次回ではメトリクスの衰退期を扱うそうです。結局のところ今ではどういう扱い(科学、工学、魔術?)になっているのか興味があります。

2010-12-16

ニュース拾い読み:「Chrome OS」搭載テスト機の実力やいかに


試作機レベルでちょっともたつく程度に収まっているのであれば、結構いけるかもしれません。問題はWEBアプリオンリーにどこまで耐えられるか、WEBアプリがどこまで速度、使い勝手を向上させることができるか、といったところでしょう。今ならローカルマシン側で代替できる分がなくなる訳ですから、WEBアプリの性能向上もペアで進展してくれないと困ります。Googleとしては、配布された試作機で、そのあたりの改善に繋がることを目論んでいるのでしょう。

ニュース拾い読み:Galaxy Tabの日本語入力環境を究める


日本語入力の良し悪しは効いてきますからね。しかし、さすがは Androidというか、Wnnが使えるのですか、羨ましいところです。

手元のHybrid W-ZERO3は標準搭載のIME(携帯SHOIN)が今一つできが悪くて(辞書がかなり酷い)。辞書に関しては es の ATOK が出来が良かっただけにしゃくなところです。Hybrid W-ZERO3についてもIME探してみるべきかもしれません。古い(今年の前半、初期販売分)Hybrid W-ZERO3の記事を読むと MS IMEも搭載されている、となっているのですが、後期分(SB回線)には入っていないようです。

拾い読み:モバゲー公取委立ち入り検査の先に見える 大手ソフトメーカーvs大手SNS宿命の対決


この手の独占的市場(厳密には寡占)って、ガラケーならではのもののように思えるのですよ。ガラケーユーザはそもそも他を探そうという考えに乏しいので、有名処が提供するものに依存してしまう傾向があります。一方スマートフォンの場合は使用感覚はPCと同じでしょう(現状ではね)。であればガラケー的な寡占は発生しないように思えます。

ただ、ネットワークはそもそもが自然独占に走るものですよね。MSしかり、Googleしかり。ゲームがSNSベースになった場合には、SNSについての自然独占が出現する可能性がありますね。今のところゲーム毎にSNSが形成されているわけですが、共通のSNSにゲームが付随するような形になった時には、SNSへの集中、独占が発生することになるでしょう。となると勝者はSNSを提供するところ、ということになるでしょう。

ネットワーク提供されるゲームに対して、こういったSNS環境を提供する、できる、ところってどんなところになるのでしょうね。記事にもありましたがNESからPSへの移行は、ソニーがゲーム会社に対して住みやすい環境を提供することができた点が大きいわけですよね。その時点でSONY自体はゲーム各社に対して中立的だった点もあるでしょう。となるとSNSがゲームの中核になるのであれば、ゲーム会社に対して、更には各携帯キャリアに対しても、中立なSNS環境を提供できるところ、というあたりでしょうか。後、現状では集金のシステムがキャリア依存ですから、集金能力も必要になりますか。能力や立場から考えると、アマゾンや楽天あたりが最も近い位置に居そうです。

2010-12-15

拾い読み:ネットワーク・ファイルシステムと Linux


NFS3あたりまではそこそこに追従していたのですが(その後はもっぱらSAMBA)、現行ではもうNFS4.1まで上がっている(NFS4.2が開発中)とのことなので、そのあたりを重点にして読んでみたいと思います。

記事の中頃の「NFS における技術革新」あたりからがNFS4系列の解説になっています(それまでは歴史と概要というところです)。大きな変更は、複数あった補助プロトコル(rpc.mountdとか)の統合と、pNFS(Parallel NFS)アーキテクチャの採用だそうで。主にこの記事ではpNFSの概要を解説しています。が、これは旧NFSとはほぼ別物ですね。

Sambaに圧されて使う機会が減っていたNFSですが、裏で色々と進化し続けているようです。大規模分散、大量I/Oに耐える分散FSを目指しているようなので、クラウドのFSとかでまたお目にかかることになるのかも知れません。

2010-12-14

拾い読み:「知的生産の技術」とEvernote - 記者の眼:ITpro



日経がよくやる新刊との連動コラムですね。新刊はこちら。


でもアウトプット想定してクリップ、というのは、どんなものですかね。全く想定しない、ということはさすがにないとは思いますが、発想を拡げたいなら、変な制約無しに取り込んだ方がよさそうなものです。

京大カードとの比較でいうと、evernoteのノートを画面上に散りばめて再配置し直すツールとかあったら嬉しいですね。タグ、フォルダの組み合わせでかなりの再構成ができるわけですが、基本リストベースですから、もっと拡げて見較べたいと思うことがあります。

evernoteを使い出してまだ2ヶ月足らずですが、ノートがそろそろ1000に近づいて来ました。ノートがこの調子で増大していった場合の整理法、分類法、処理法、あたりに興味が出てきています。

拾い読み:Webデザイン最新トレンド ~イマドキUIのつくりかた


連載:Webデザイン最新トレンド ~イマドキUIのつくりかた |gihyo.jp … 技術評論社

「イマドキ」が必ずしもいいものとは限りませんが(いいものは年を経ても使い続けられるものです)、知っておくことは重要かと思うので、ひと通り目を通しておきます。できること、やっていいこと、無理なこと、はちゃんと区別できないと困りますからね。


アフォーダンスについては、イメージメニューの必然性は少ないと思いますが、インタラクティブ、カレント表示については通常のテキストリンクでは表現できない部分ですね。特に、まあ、私の環境の所為なのですが、負荷が増大してくると、リンクをクリックしたかどうかが、反応の遅さによって判らなくなってくることがあります。そのような場合にローカル側で反応を示す、という機能は重要になってくると思います。

ただ、ナビゲーションがイメージ化されると逆に人によっては見難くなるのですよね。このあたりユニバーサルデザインからの観点からはどうなのでしょう。


テーブルの(余白部分の)背景色と前景色で立体感を与えるというのは凝ってますね。CSSレベルで実現できるという点(変に余分なものを使わない)が特にいいです。ただ、ここで出ている住所入力なんかでは、郵便番号でとかいうより、SSOあたりと組み合わせた補完機能なんかの方が嬉しいですけどね。基本、視点がページデザイナーなのですかね。SSOと組み合わせるとかになるシステム化視点までは立ち入っていないようです。


個人的には嫌いなデコレーションの最たるものですが。じゃまにならない位置に、ひっそりと、ならいいのですが、トップページを埋め尽くしていると腹が立ってきます。限られたスペースの有効利用であってほしいものです。しかし、jQuery Cycle Plugin、綺麗なものですね。


いわゆる lightbox 系の画像表示テクニックの解説でした。おまけでAppleの「HTML5 and web standards.」ページが紹介されています。Safariでしか、となっていますが、ChromeでもVR以外のものは見えます(開発版ならVRもいけるのかも、レンダリングエンジン共通だし)。


デメリットとして挙げられているもの、どこがデメリットなのか悩んでしまいましたが、WEBページ開発を業務としていると、この点デメリット扱いされてしまうのでしょうね。ページ評価にページでの滞在時間とかそこでの操作量とかといった評価基準がないと、この手の技法無駄になりかねませんね。

パニック・ジャパンのサイト、なるほど綺麗です。スマートフォン等の小型デバイスが多く使われてくるようになると、画面サイズの制約から、このような手法が多く使われるようになってきそうです。いままでは画面の大きさに依存しきったようなページが多かったのですが、これからは小さな画面でもストレス無しに読めるという点が重要になってきますね。


「裁ち落ち」って何?GoogleIMEで一発変換できないので、それほど一般化されていない用語なのでしょう。要は一枚絵の背景画面の伸縮処理ですか。これも小型デバイスへの対処になるのでしょうね。


なるほど、こういうので表示制御が出来るのですね。モバイル系ではどうしても回線速度的に不利ですので、このような工夫で違和感なく表示できるように制御することも重要になってくるのでしょう。このあたり、PC向けにはただの装飾ですが、モバイル端末向けには小型、低性能を補うための良い技法になりそうです。


ToolsTipsの実装方法解説でした。イメージメニューでもToolsTipsと組み合わせればユニバーサルデザイン的にはOKになるでしょう。しかし、このライブラリ、多言語対応するとなると(文字メトリクスが大きく変わる)調整が難しそうですね。


うーん、このあたりはどう評価すべきものなのでしょうね。ビジュアル的には美しいのですが、情報提供するものとしては評価が難しいものがあります。例に出ていた多田屋サイトなんかですと、どうしても立ち上がりが遅くなりますよね。情報提供者としては速度も重要な指標になります(Googleもページランクに表示速度を入れるそうですし)。

これが案内図なんかの表示で使われるとすごく嬉しいと思いますが、トップページというのはちょっとどうかと。まあ、どのような機能でも使うべき状況、使ってもいい状況、使ってはいけない状況、がありますから、そのあたりが熟れてくれば、評価も変わって来るかも知れません。


これもどうかな、といった感じです。何が嬉しいのか判りません。人と違っていればいいというものでもないでしょう。CSS3で表現力が拡がるのは解りますが、どう使っていくかはこれからの課題でしょうね。


本当にアニメーションメニューの話だけでした。CSS3先行しての紹介といったレベルで。


色を変えるというか、透過性を変える手法ですね。このあたりは有難味が判りません。

連載継続中