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2016-09-15

あれから一年、脳幹出血軽症例


脳溢血の発症からもう一年経ちました。救急搬送された私はERで意識不明になって、CTを診ての診断はかみさんと娘に告げられたそうです。で、告げられた診断が脳幹出血。どういう病気だとググったらかみさん真っ青になってしまったそうです。脳幹出血、一般的には脳出血の中でも特に重篤なケースで、速やかに昏睡状態になって、予後不良、死ぬか寝たきり、って書かれて居ますから。まあ、後の方で、出血量が少なければ助かることもある、と、如何にも取って付けたように記載されているのですが。旦那の救急搬送に同乗してきて旦那が昏睡状態になった横でこういうのを読むのは心臓に悪いですわな。

そんな状況から、急性期病院一ヶ月、リハビリ病院二ヶ月でほぼ後遺症なしで退院した訳で、脳幹出血が重篤例が多いことを知っている人からは奇跡的、と良く謂われています。でも自分に奇跡が起きるとは思えないので、これはどういうことだろうと、色々調べてきました。

「脳幹出血 軽症例」とかでググると医学論文?症例報告?といったページがヒットします。そういうページ、大抵PDFだったりするのですが、によれば、かつては脳幹出血は「絶対予後不良」とまで言われていたのですが、CTを使うようになって、小さな出血まで見つかるようになって見たら、以外と生き残るケース、社会復帰にたどり着くケース、が見つかるようになって来たのだそうです。

その手の論文読むと、必ずと言って良いくらい、参考文献に秋田脳血管障害研究所のDr.中島の論文が載っています。これが1983のもの、CTが発売されてすぐの頃の論文で、最初の症例報告になっているようです。あ、ちなみにこの論文にでていた軽症患者の症状、私のケースそっくりでした。

まだ、大勢を対象とした研究は無いようですが、病院での症例ベースだと3割から7割は助かっているのだそうです。ですから危険な病気(生存が3〜7割ということは7〜3割は死んでいる訳ですから)ではあるのですが、助かれば奇跡、というほどでも無いようですね。

将来、CT何かの診断技術が進んで、症例の研究が進んでくれば、出血の状態からは助かる、危ない、が判るようになってくることでしょう。ガンだって(私ガンもやっています)昔は告知されただけで真っ青だったがのが、家の子供たちみたいに、早く見つかって良かったね、になりましたから、脳幹出血だって、きっとこれなら大丈夫、と言われる日が来ることでしょう。





2015-12-03

闘病記 退院しました


本日、12/03 をもって予定通り退院しました。先程、ほぼ三ヶ月ぶりに家に帰ってまいりました。猫さんが覚えていてくれるかどうか心配でしたが、シャーもフーも無く頭をこすりつけて来ましたので忘れ去られてはいないようでした。

これで闘病記も一応お仕舞い。実際にはお家でのリハビリ(まあもう困らないレベルですが)と再発防止のための生活の始まりです。脳出血は再発率が高く、一説には五年で50%に達するのだとか。まあ、高齢によるものは仕方ないとして、生活習慣に依るところが大きい病気です。再発防止に勤しむのが初回の脳出血で生き残った人の義務っていうものでしょう。

また救急搬送、急性期病院、リハビリ病院のスタッフの皆々様、お世話になりました。ちなみに急性期病院は横浜労災病院、リハビリ病院は新横浜リハビリテーション病院でした。

2015-12-02

闘病記 後遺症


もう日常生活には支障が無く、(体力が回復すればですが)復職可能だ、というレベルに達したの、という判断で、明日退院となる訳ですが、一部後遺症は残っています。この病気(脳幹出血)やった以上、すべてが以前と同じということはありえない、と医者に言われたように、リハビリで相当回復しても直りきらないものが残りました。退院後の生活のためにも残った障害をリストアップしておこうと思います。

先ずはなんて言うのでしょうか、バランスをとる力、能力が低下して転びやすくなりました。そもそも最初は立って居られないレベルだったのが、普通に歩ける(但し外出時は転倒防止の為、杖携帯)までは復帰したのですがね。発病前に比べるとあきらかに安定性は低下しました。

それに、全般的に左側の体力が低下しました。ただどこそこが動かないとかは一切ありませんので、後遺症というより入院で体力が落ちたレベルでしょう。まあ、東京通勤の身には一番堪えることです。

顔というか口腔に麻痺が残りました。見た目には判らないレベルですが、口腔内、歯医者で麻酔した時のような状態です。ですが、食べるのには問題無く、別に涎を垂らす訳でも無いので、これは多少不快感が残っただけです。

目に複視が残りました。これも当初は眩暈が出る程でしたが現在は顔の正面および左側からは消えています。但し右後方を見ようとすると二重に見えて来ます。顔面麻痺のなごりで左目が追い付かないようです。まあ、これがあると運転難しいですね。脳溢血やった時には別途申請が必要になるらしいのですが、これがある限りは運転は無理でしょう。

と取り敢えずはこんなものです。ネットに書かれている脳溢血の予後の悪さから見れば、後遺症のうちに入れるのも躊躇われるレベルです。ただ退院後の生活で気を付けるべきポイントでもあります。

2015-12-01

闘病記 こんなに効くの?


退院控えた状態で贅沢かも知れませんが、リハビリってこんなに効くものなのか、という疑問がまとわりついています。現在、ちょっと見て判るレベルの後遺症は残っていません。良く見れば口腔の一部が麻痺しているのが判るかも知れませんし、右後方の視野が狭まっていまし、自覚症状としてはバランスが悪くなっているのですが、よほど観察しないと判らないレベルでしょう。

でも、救急搬送されての診断結果は脳幹の脳出血で、出血量も(CT画像からの推定)結構多かったようです。私はERまで運び込まれたところで意識を失いました。脳幹の脳出血と言われてカミさんがググったら(後で私もググったのですが)、恐ろしい記述の山です。曰く死亡率が高い(特に意識を失った場合)、曰く予後が悪い(後遺症が重い)、曰く社会復帰できる人はごく僅か。よくまあこれだけ物騒なことが書けたな、レベルです。それだけに私が意識を回復するまで、毎日見舞いに来ていたカミさん、心労が物凄かったようです。

さて、急性期を過ぎて意思が戻って見ると運良く生命維持系列の神経には麻痺はありませんでした。しかし最初は上半身を起こしていられるのは数分だけでした。病院食もベッドに凭れて食べていたのです。でもリハビリ始まって直ぐに上半身を起こしたままで居られるようになりました。最初は食事では箸が使えず、スプーンで食べていました。でも箸を使うのもリハビリのうち、と言われてこぼしながら箸で食べるようにしていたら、一週間足らずで普通に箸が使えるようになりました。

最初の頃は、車椅子で移動していました。最初からベッドからの移乗、トイレへの移乗はできましたが、掴むものがなければ立ち上がれませんでした。でも二週間程度で歩行器で歩けるようになり、一ヶ月後には杖で歩けるようになりました。最初の頃は、酷い複視(ものが二重に見える)で、目眩がしてくるため片目を眼帯で覆っていたのですが、いつの間にか正面については普通に見えるようになっていました(右後方を見ると相変わらずですが)。

当初の状況を思い出して見ると酷い後遺症が出ていたものですが、リハビリやっているうちに随分と軽減されてきました。リハビリって、ここまで効くものなのでしょうかね。患者本人がびっくりしています。周りには長いリハビリでもあちこちに後遺症残した患者さんが一杯いるのに、です。

理由の一つは麻痺の原因が神経の死滅ではなく一時的な麻痺だったのかも知れません。脳出血の後遺症は全部が全部、神経がやられたものとは限らない、のだそうです。もう一つの可能性は本当にリハビリが効いたケース。こちらのブログのこんな記事にリハビリの最新理論の話が書かれていましたが、タイミングよく行なわれれたリハビリは劇的に効いてくるようです。時期的には、私のリハビリ期間に相当しますので、こっちの効果もあったかと思います。

どうやら、あちこちに、力が出なくなったり動きが悪くなったりしたところはあっても、動かなくなったり固まったりが一切無かったのがリハビリの効果を高めたようです。なるべく早い段階から取り敢えず動かしているのが効果的なのだとか。そうすると、安静期から手の運動の為にと手で握るボールを持ち込んでくれた家族に感謝です。

2015-11-30

闘病記 死神の速度


ウェブを拾い読みしていたら、物騒な記事に出会しました。普段なら笑ってお仕舞いの記事ですが、リハビリ入院中の身には他人事と言ってられない記事です。あたかも先日歩行速度を測ったところです。まあ私の歩行速度は取り敢えずは死神よりは速いようです。リハビリのお蔭です。

見た目年齢や歩く速度が寿命に影響!データで読み解く健康情報のウソホント 論文マニアの東大病院医師が解説|ニュース3面鏡|ダイヤモンド・オンライン

歩けない、動けない、体が弱る、あぼーん、という流れはよく聞くところです。でもそれが歩くスピードで決まってくる、とは初めて聞きました。確かにリハビリ病院で見ていると、リハビリの効きの良い人は歩く速度もそれなりに出ています。定性的には在ってもおかしくないネタです。

このネタ、リハビリの療法士の方に聞いたら初耳ですと。でもリハビリ的には、社会復帰の速度として1m/秒を目指すことになっているそうです。この速度は信号機なんかが想定している下限の速度だとか。日本の社会は死神よりは少々優しいようです。

2015-11-29

闘病記 お茶ですかお湯ですか


退院予定日まで一週間をわりました。病院生活も残り僅かです。さて、今日も朝食後に食堂(横はナースステーション)にお茶を貰いに行ったのですが、その時に、「お茶ですか、お湯ですか?」と聞かれました。まあ、ティーバッグ入れてってお湯だけ貰うこともあれば、お茶を貰うこともあるので、ごく普通の問い合わせなのでしょうが、私のお笑いツボに嵌ってしまいました。

私的にはこのセリフは「湯屋番」の女将さんセリフでして、「三杯目にはそっとだし」とかを連想してしまうのでした。

意外とこのセリフは広まっていないのかなとググってみると、「お茶ですかお湯ですか」だと飲み物関係のアンケートとかが普通にヒットしていました。これだけなら一般に使われているって言うことですね。ところがそれにキーワード「若旦那」を付けたら検索結果は落語だらけに。ということで、「お茶ですかお湯ですか」には「若旦那」を混ぜてはいけない、ようでした。

2015-11-28

闘病記 クリスマスツリー


リハビリルームから戻って来たら、ナースステーション前というか食堂でクリスマスツリー飾り付け中でした。入院が長期に渉るひとが多いからでしょうか、季節に合わせての飾りものがこまめに入れかられています。私が転院して来た頃は中秋の名月の飾り付けでした。そしてハロウィンの飾り付けになってもうクリスマス。随分と季節が過ぎたものです。

もう11月も終盤ともなると、町中はもうクリスマス一色でしょうね。年内の退院を目指している人には、いい励みになることでしょう。クリスマスには家族と共に過ごしたいものです。その所為でしょうか、12月も近づいて来たら食堂仲間の皆様の退院予定を聞くようになってきました。クリスマス、正月はお家で、という思いが励みになっているようです。

2015-11-27

闘病記 My 杖


退院に備えてMy杖を買って貰いました。元々、というか大抵の人は杖には縁がないかと。私も杖を売っているところというとダイアゴン横丁のオリバンダーの杖店しか知りませんでした。ファンタジーの世界に買いに行く訳にも行かないし(でもUSJには実在するらしい)、あの店で扱っているのは歩行用の杖とは別物ですし。

という訳で入院中の私はカタログとアマゾンで、家族には売っていそうなところを見てきて貰いました。さすがはリハビリ病院でこういう福祉器具のカタログは揃っています。アマゾンでは「一本杖」で検索掛けると色々出てきました(まあ、ハリーの杖やらスネイプ先生の杖なんていうのもヒットしましたが)。

カタログでもアマゾンでも杖は一杯ありはするのですが、杖の模様が違っているばかりで、モノ的には意外と種類は少ないようでした。素材的にはアルミ合金、マグネシウム合金、カーボン、そして天然木、といったところですかね。でも素材が違っていても重量は大差ありません。なのにお値段はたっぷり差がついています。なら一番安いアルミ合金製で充分かなと。

おまけにカタログもアマゾンも通販の形になるのに、必要な情報、サイズの合わせ方とか耐荷重、が記載されていません。一般のお店だとホームセンターの類で扱っていましたが、選ぶ程の種類はありませんでしたしほぼ定価販売でした。

こういう状況でどこで買おうかと結構悩んだのですが、意外な盲点で病院の売店には杖が置いてあるんですね。基本リハビリで使っているものと同タイプ、おまけに見て確認できますし、種類というかバリアントも色々です。まあ、模様に関しては数種類しかないのですが。でも単色の杖については充分な品揃えです。

ということで結局ですが病院の売店でリハビリで使っている杖のスリムタイプ(細く軽量、耐荷重小)を購入しました。これで退院準備その1のMy杖が用意できました。退院までにはMy杖でたっぷり練習しておきます。

2015-11-26

闘病記 定期検診


他の病気、癌手術後の定期検診を受けている最中に脳溢血になったので、前回の定期検診は急性期病院入院中に(同じ病院の別診療科)受けたのですが、その二ヶ月後の定期検診はリハビリ病院入院中に受けることになりました。退院予定が直ぐなので、スケジュール調整で退院後にもできたのかも知れませんが、定期検診の予定組んだ時には、退院など予定に入っていなかったものですから、結果的にはリハビリ病院退院寸前に他の病院で検診することになってしまいました。まあ、スケジュール組み直すのが面倒だった所為ですがね。

とういうわけで今日は朝から別の病院(まあ近所ですが)にお出掛けです。さすがに一人では出して貰えず家族の付き添い付きです。といことで家族の迎えを待ってのお出掛けです。病院関係者無しで病院から出るのは入院以来二ヶ月ぶりです。

まあ、前置きは大袈裟ですが、普通に病院のシャトルバスに乗って最寄駅まで、そこからは歩きで検診の病院まで行って来ました。今日の検診は、血液検査、尿検査、それに膀胱鏡検査と中々にヘビー、待ち時間を含めてざっと四時間掛かりでした。帰りは時間ぎりぎりとなりタクシーでの帰還となりました。出発から帰還まで約四時間、入院中の身には中々の冒険でした。

ただ、こうやって半日過ごして見ると結構きついものがあります。退院したら直ぐに復職、と思っていましたが、さすがにそれは無理かも。まずは家からのお出掛け練習を繰り返すことになるでしょう。

2015-11-25

闘病記 リハビリ用PC


今日のリハビリでADLコーナーの前を通り掛かったら机に液晶モニタにフルキーボードが置かれていました。社会復帰を目指す患者さんが、リハビリでPCを使えるようにしたいという希望が結構あるようで、私の時には古くなったノートPCでリハビリしていましたが、ついに専用機が入ったのか、と感心したのですが、よく見ると何か変です。

よく見ると、モニタ、キーボードが繋がっている先は表示部の無くなったノートPCでした。しかもちょっと前にリハビリで使っていたノートPCですよ。私がリハビリで使っていた頃から表示部のヒンジがもげかかっていましたが、ついにもげてしまったようです。そしてそんな状態になってまで、リハビリ用PCとして稼働中と。思わず泪してしまいました。

2015-11-24

闘病記 減塩食


聞くところによれば脳出血の再発はかなりの高確率になるのだとか。どういう統計ベースなのか明記されていないので、どう評価したらいいのか不明ですが、一年で20%、三年で30%超、五年で50%越えとかいう記事もありました。再発予防の情報なら、今迄通りの生活だと再発率これだけ、こういう予防をすると再発率がこれだけ下がる、という情報を探したのですが、あまり無いですね。人命に関わる病気なので対照群を設定する訳にもいきませんから、その手のデータは求めにくいのかも知れません。

ただどなたも再発率が高いという点については異論が無いようです。特に高血圧性の脳出血の場合、発症する条件からして再発率が高くなるのは如何にもといったところでしょう。患者的には生活改善でどれだけ再発率が下がるのかを気にしたいところですが、これについては統計データが無いようですね。でも生活改善しなさい、は皆の一致した意見です。

生活改善のポイントは以下の点。
高血圧症
高脂血症
糖尿病
まあ、生活習慣病の揃い踏みですね。

私の場合は露骨に高血圧性脳出血(ERに担ぎ込まれた時点で血圧200越えだったらしい)ので高血圧対策が最優先事項になると思います。でもって高血圧対策というとすぐに出てくるのが減塩です。ただですね、どの程度のものが減塩食になるんでしょう?食塩相当量の目安はあちこちに出ていますが、料理に適用した場合にどの程度の味になるのか見当が付きません。

そこでふと思ったのが、病院の食事はどうなっているのかな、という疑問です。明らかに塩分過多になるのを避けた料理ですが、メチャクチャ塩分を削った感じでもありません。ものによってはお家のご飯よりも塩がきついものもあります。そこで早速聞いてきました。それによると普通食で一日の塩分9グラム、高血圧要注意の人用の食事でが塩分6グラムの設定になっているとのことでした。それでこの味付けレベルなら、家のご飯は9グラムよりは少なく6グラムよりは多い、といったものと思われます。

どうやら家のご飯、高血圧的にはなかなかの優れもののようです。病院食より塩分は少なく、野菜、果物、豆類、食物繊維が豊富ですね。ただデンプン質、脂質についてはとっても多すぎたようですが。まあ、それでも脳出血になった訳ですが、原因は外食じゃないかな。外食だと塩分量半端ないですし。そういえば発病日の前日はカミさんお出かけで外食づくしでした。またカミさんのご飯を食べていないと(外食が続くと)体調悪くなっていました。きっと外食の塩分で血圧が上がっていたのかも知れません。どうやらカミさんに胃袋だけでなく命綱もにぎられていたようです。

2015-11-23

闘病記 リハビリは不可以已


世間では今日は休日だって言うのにリハビリ病院は今日も通常活動中です。下手に休むとせっかく動かし方を覚えた患者さんが動きを忘れてしまってリハビリがやり直しになるんだとか、リハビリは一定期間内にはよく効くのでその期間を無駄にしないためだとか。聞いたら三連休どころか、年末年始も交替制でリハビリしているそうです。まさに、リハビリは以って已むべからず、の世界なんですね。

リハビリ受けている患者としては早く家に帰れるようにして貰っているわけで、ひたすらに頭が下がるばかりです。ということで気付いて見れば約二ヶ月休み無しでリハビリに勤しんで来ました。毎日三時間のリハビリに毎日二時間程の自主トレを二ヶ月間ですよ。なんというか、久しぶりの運動です。退院しても適度な運動を続けてくださいと言われています。この歳になって運動習慣を身につけることになるとは思いもよりませんでした。

2015-11-22

闘病記 退院に向けて


退院予定が入った、ということは当初の目標値、社会復帰のレベルにほぼ達した、ということになります。でも退院までは、スケジュールの関係上まだ日数があります。せっかく専門家揃いの病院にいる訳ですから、それまで遊んではいられません。スケジュール上の退院日までにプラスアルファ分を培っていきます。

色々なリハビリの話を見ると退院後数ヶ月で舞い戻る人が結構いるみたいです。原因のひとつは調子に乗って無理をするから。これについては本人周辺が注意するしかありません。

もうひとつは転倒。リハビリやったような人はどうしても足腰バランスが弱まっているので転びやすくなっています。舞い上がってもありますが、気を付けていても転倒の危険が付いてきます。ということで、退院予定日までは転倒防止のためのバランス練習をやっています。

また、通勤に耐える体力作りも必要なところ。平地を歩く分なら相当の時間に耐えられるようになりましたが、階段昇降が混ざるとかなりきついものがあります。ということで階段昇降にも努めて、体力を培っています。

2015-11-21

闘病記 退院予定


ついに退院の話が出てきました。発症以来なら三ヶ月、転院からでも二ヶ月、長かった。それでも脳出血の入院としては随分と短かったようです。回復期リハビリには基準があるようで、病気、病状により二ヶ月〜六ヶ月が標準的なようです。二ヶ月というのは多分最短の方、足腰の関節骨折の人の標準がそれ位、脳出血は五ヶ月〜六ヶ月なのでそれに比べるとどれだけ軽かったかがわかります。

普通の病院だと退院≒病気が治った、なのですが、リハビリの場合はリハビリの担当が病院から家庭に移ることになるそうですね。なので、退院についてはご家族と相談の上で決めます、なのだそうです。言い換えるとリハビリに終わりはない、ということですね。

ということで病院側から退院日についてご相談が、と言われて、病院側とカミさん側でのスケジュール調整の結果、来月初頭の退院予定が決まりました。支払いの関係上(高額療養費は月単位)、月末までの退院が望ましかったのですが、互いに空いている日で調整したら月初になってしまったのでした。まあ、月は変わるけど、本の数日なんですけどね。余分な支払い分は私の所為じゃないからね。

2015-11-20

闘病記 血圧計


入院中は毎日血圧測定、退院しても自宅で血圧の監視が必要だとかで、家庭向け血圧計が必要になります。とりあえずどんなのがあるのかなとググって見ました。

病院では懐かしの水銀柱で測る血圧計と新しめのデジタル式の血圧計を使っていますが、さすがに家庭向けとなるとデジタル式、自動血圧計ばかりですね。まあ、音を聞いて素人には判定できないから、その辺りは機械任せにするしかないのでしょう。

ですが家庭向けの血圧計を見ていくと、上腕部のカフで測るタイプのもの、病院のと同じタイプ、と手首のカフで測るタイプのものとがあるようです(もっと別のもありますはそこらはさすがにあやしいので無視)。見ていくと、主力は上腕部で測定するタイプのもののようですが、腕に掛かるカフの圧力が嫌われていて、圧力の軽い、短時間で測定できる、手首カフのものが出てきたようですね。まあ、負荷が軽い、測定が早い、はありがたいことなのですが、値段差をみると悩んでしまいます。幸い私の場合、辛くなる程の圧力が掛かるわけではないので、普通の、お安い血圧計で充分かな、といったところです。

そうそう、手首測定タイプの血圧計には、スマホ連動機能を持っているのはありますね。データをスマホ/クラウドに送ってそちらで集計できるのが売りのようです。

家電製品ミニレビュー - スマホと連携するオムロンとパナソニックの血圧計を比べてみた【前編】 【後編】

オムロン、iPhoneでログ残せるBluetooth血圧計

でも、測るのは血圧でしょう?たいしたデータ量じゃなし測定回数もたかが知れているのに、そんな大掛かりな仕掛け、要るんですかね。目視、転記で充分だと思います。

さて血圧測定に関してこんな記事を見かけました。

NECが痛みやしびれのない血圧測定技術を開発、HDD診断技術を活用:健康:日経デジタルヘルス

血圧測定は百年前から本質的には進歩していないわけで、これが実用化されたら大進歩でしょう。でもこれ、続報聞かないけどどうなっているのでしょうね?実用化に難ありなんでしょうか?

2015-11-19

闘病記 杖よさらば


ついに、病棟内に限って、ですが、杖無しでの移動許可が出ました。まあ、病棟の外については相変わらず杖が要るのですが、格段の開放感です。まあ、このところリハビリ外の運動は主に庭歩きになっているので、運動的にはあまり変わりはありません。むしろ、同時に許可がでた階段の昇降の方が、自主トレ的には大きいですね。

普通に平地というか上下のないところ、廊下とか散歩道、を歩く分にはもう不便を感じないレベルに達しています。ですが、階段を昇る、降るとなるとまだまだ。(麻痺していた)左足の力不足を感じます。それならばこそ、自主トレで階段昇降すると左足の強化、バランス強化が実感として感じられるのです。

それに、入院してから周りを見ていると、自主トレで階段の昇り降りしていた人は大抵程なく退院しているのですよ。独りでの階段昇降は退院へのステップなんじゃないかな。そう思えば自主トレにも力が入ろうというものです。

2015-11-18

闘病記 バランスボール

リハビリも後半(だよね)になると、転倒防止のための体のバランス強化に力が入ってきています。そんなおりにちょくちょく登場するのがバランスボール。とりあえずは座っているだけでも腰、上体のバランス力が付くという優れものだとか。実際、最初に出てきた時は座るだけで一苦労していましたが、今では苦もなく座れるようになりました。

で常に一段上の練習を用意しているのがリハビリというもの、座れるようになったら片足上げてみましょう、ですと。麻痺していた左足だけで支えるのはまだ難しいのですが、健常側の右足でなら結構いけました。そうしたら今度は腕も上げ下げしてみましょうかと。ここまで来るとまだ無理でした。運動選手的にはバランスボールにのってキャッチボール、までいくそうですね。まあ、リハビリ的にはそこまでは要求していないそうですが。

バランスボールですが、エクササイズ用品としてブームになったこともあったのですよね。家にも誰も使わなくなったその頃の名残でバランスボールが転がっていました。でもこうやってみると、きっちり使えばなかなかに効果のあるものだったのですね。特に思ったのはこれ、アンチエイジングに効果あるんじゃないかなと。老化で上体を支える力が弱まっている人は良く見かけます。そういう人の上体を支える筋肉の強化にこれものすごく効きそうです。座るだけなら年寄りにも優しいしね。それとも年寄りになるとこれさえもきつい運動になるのでしょうか?

2015-11-17

闘病記 働け!


脳出血は後遺症が怖い病気ですが、私の場合、幸運なことに拘縮なんかの後遺症は無かったので、リハビリは動きが悪くなったところ(左半身がほぼ麻痺状態から)が再び動くように体を慣らしていく回復訓練がメインでした。ちなみに拘縮があるとリハビリは相当につらいものになるそうです。これについては早い段階からベッドで握るボールを持たせてくれた家族に感謝です。

さて体の動きの回復訓練というと理学療法士が、手足の動きに合わせて手を添えて来るんですよね。これってどういう意味ですかと聞いたことがあるのですが、聞いたところによれば、動き方を忘れた筋肉に動き方を教えているのだとか。それってサボっている筋肉を働かせているんですかね、と聞いたらそんなものなのだとか。それを聞いて以来、理学療法士が添える手に、働け!と鞭を振るうモヒカンのイメージが被ってきてしまいました。

ここのところは、腰からの胸にかけてのバランス練習が続いているのですが、そのたびに「働け!」という空耳が響き渡っていますんで

2015-11-16

闘病記 外出練習第三弾


今日は外出練習の最後、公共交通機関に乗る練習の日です。バス、電車に乗るとなると視界がぼやけたままではいられません。転院後使っていなかったメガネを引っ張り出してきました。モノが二重に見えるのを嫌って外していたメガネですが、ひさしぶりに掛けて見ると普通に視えるようになっていました。リハビリで視覚の方も安定して来ていたようです。

さて、外出練習は理学療法のコマを全部つぎ込んでの長時間移動となりました。バス、地下鉄を乗り継いで、その後にお店を見て回るというハードスケジュール。でも、体力が戻って来ているのか、楽にこなせました。カミさんの買い物に付き合うのに比べたら余裕です。

リハビリでエアスタ(不安定盤)の上に乗ってバランスをとる練習をずいぶんとやりました。電車はそこまでは揺れないと思っていましたが、地下鉄は揺れなくても、バスの揺れはいい勝負でしたね。それでも事前の練習の成果か、何事もなく無事に通過できました。

2015-11-15

闘病記 ラーメン談義


先日退院後の再発防止のために退院後の食事を解説する勉強会が開かれました。さすがにラーメン二郎はダメですか、と聞いたら、最近の栄養学的にはあれがダメ、これがダメ、というのは言わなくなっていて、バランス良く食べましょうね、という方向になっているそうです。結果、ラーメン二郎食べるならヤサイマシマシにしましょうね、ですと。

その後のリハビリでもラーメンの話題が出てきました。白楽に美味しいラーメン屋があったんですよ、川崎に引っ越してからは行っていないけど、ですと。ラーメン激戦区の白楽で一番、と言われたら気になります。ググってみたらこれのようですね。なかなか美味しそうな二郎インスパイア系じゃないですか。これは退院したらぜひ行ってみなさいというお勧めに違いありません。

ただこれ、果たして早く退院したいという励みになるでしょうか、それとも食事制限中の患者への悪魔の誘惑になる、こればかりは保証の限りでは無さそうです。