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2010年11月30日火曜日

記事拾い読み:ソフトウェア・メトリクスの栄光と没落

@ITの「山浦恒央の“くみこみ”な話」で「ソフトウェア・メトリクスの栄光と没落」というサブシリーズが連載中です。ソフトウェアメトリクスの勃興から時代の変遷を追いかけたなかなかに面白いシリーズです。

その1:ソフトウェアの定量的測定の甘いワナ

このあたりはソフトウェア工学前史あたりですね。さすがにこの時期は現役では無かったので本でしか知らない時代です。

その2:構造化プログラミングの苦難の歴史

構造化プログラミングの時代。習いはじめたのがこのあたりです。言語はまだ構造化言語になっていませんでしたので、そういう言語でいかに構造化してプログラムを書くか、という点に注目していました。しかしもうこの時期には、メインストリームでこそ使われていませんでしたが、各種の構造化言語が出現していた時代です。

その3:構造化プログラミングからオブジェクト指向への進化

オブジェクト指向の時代に入りました。最初に読んだのはBYTE1981 Aug. のSmalltalk特集で、なんて便利な考え方があるのかと感激しました。ですが、誰もが使えるものではありませんでした。Cで一生懸命オブジェクト指向っぽいコードを書いていたものです。

その4:人類初のソフトウェア・メトリクスをめぐる熱い論争

ソフトウェアメトリクスの誕生あたりです。バックボーン無しで数えろ、といわれていた頃です。コメントはどうするとか、3項演算子はどうするとか、Cなら{}は同一行、別行、でいくらでも数値が変わるのに。このあたりを突っ込むとまともな回答無しで、とりあえず数えてね、になっていました。無意味なメトリクスの時代でした。

その5:「ソフトウェア・サイエンス」とは一体何ぞや?

私は懐疑派でした。というかこの頃以降メトリクスまじめに相手したことがないですね。メトリクスを気にする人もいなくなってしまいましたし。

これを読んでいたら、かつて fj.jokes にポストされていたjokeを思い出しました。
「ギョウスウ ギョウスウ タダギョウスウ タダソウギョウスウ ドダイソレシカワカラナイ」

これ以降というと、メトリクスよりプロセスに話題が移っていったのではないでしょうか。バックボーンの判らない、何の意味があるのか判らない、メトリクスより、プロセスに注目するほうがまだ効果がありそうに思えました。

連載はまだ続いています。この時期以降のメトリクス、あるいはソフトウェア工学がどのように推移していったのかは今ひとつ判っていませんので、今後の記事でそのあたりの状況が掴めれば、と思っています。

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