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2015-10-27

闘病記 転院


脳溢血で倒れて入院してから(シルバーウィークを挟んで)四週間でリハビリ専門の病院に転院しました。

最初に担ぎ込まれた病院はERを持っている、いわゆる高度医療病院なので次の緊急かつ重度の患者に備えて病室を空けて置きたい、という考えがあるようです。また病状が安定した回復期の患者は専門の病院で時間を掛けてリハビリを行なうのが望ましいというのもあるようです。という訳で発病後四週間経ったところでリハビリ専門の病院に転院しました。

転院してすぐに担当医から病状とリハビリ病院でやっていくことの説明がありました。ブログの脳溢血と麻痺ネタの半分はこの時の説明だったりします。

この先生の説明によればリハビリの最初の一歩は「粗探し」なのだそうです。まずは何処に不具合があるのかを見つけ出すのがリハビリのスタートだそうですね。肉体的な不具合はまあ、動かしてみればそこそこ判るのですが、いわるゆるADLと呼ばれる日常動作系になると、実際に色々とやってみないと不具合が現れて来ません。入院してしばらくはこのような粗探しに費やされるのだとか。まあ、言わんとするところは良く判ったのですが「粗探し」はどうよ、もう少しポジティブな言葉は無いものか、と思ったのですが、意外とピッタリ来る言葉がないものですね。結局、「粗探し」を使い続けることになりました。

さて、粗探しで不具合が見つかったら修復に入ります。脳溢血(脳出血)の場合、不具合があることが判ってもそれが神経の壊死によるものか麻痺によるものか、または単なる筋力低下かは判りませんので、基本的には治るものとして修復訓練していくのですね。まあ、神経が壊死していた場合でも、生命維持系のクリティカルなものでなければ、代用というか補完する神経や筋肉があるのだそうで、訓練すれば大抵は修復、代替が可能になるのだとか。とういうことで本格リハビリが始まったのでした。

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