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2015-10-25

闘病記 リハビリ開始


病状が安定した辺り、時期的には二週目ぐらいかな、シルバーウィークの前の週です、からリハビリが始まりました。後で調べたり聞いたりしたところによれば早くリハビリをはじめれば、それだけ復帰も早くなる、とかで早めのリハビリ開始が推奨されているようです。

私の場合には食事がお粥から通常食に切り替わった辺り、と記憶しています。最初は病棟内(病室のあるフロア)のリハビリコーナでのリハビリでした。まずは病室から車椅子で運ばれて、立ち上がる練習をしたのですが、左足がふらついて、パイプにしがみついてやっと立ち上がる始末でした。ベッドの上に座って(上体を起して)腕を横に伸ばせば、上体もそちらの方向に倒れていきます。脳溢血の影響か安静による筋力低下なのかはわかりませんが、上体の保持ができなくなっていました。

同じ頃に言語についてのリハビリも始まりました。こちらについては多少、言葉の不明瞭があったものの、これは顔の麻痺の影響だろうということで、言語分野のリハビリは早々に打ち切られたようです。リハビリ専門病院に転院してからも言語、日常系、運動系の三分野のチェックがありましたが、言語分野はチェックだけで後はスキップされたようです。

病棟のリハビリコーナーでなんとか掴まれば立てるようになったら、病院のリハビリ室(大きい病院だけあってリハビリ科がありました)に移っての本格リハビリ開始です。腕を動かすリハビリと足を動かすリハビリの二本立てで、初日は一時間のリハビリでしたが病み上がりの身にはなかなかヘビーで、リハビリの後、病室に戻って二時間寝込む有様でした。リハビリが始まってすぐにシルバーウィークでリハビリは暫しお休み(ベッドの上での手足の運動だけはやっていましたが)、シルバーウィークが明けたらした、もう急性期は過ぎたとの判断でリハビリ専門病院への転院(休みの間もリハビリ有り)を勧められました。

この時点で掴まり歩きはOK、歩行器での移動もOK、自立はなんとか可能(掴むものがあれば)、でも補助具無しでの歩行は数歩が限度、という状況でした。

まあ、上半身を起こすのに苦労していた当初からすれば日数の割にそこそこに進展があったと言えるでしょう。ある日のリハビリで、なんというか掴まり歩きのコツが掴めたようで、それから一気に掴まり歩きができるようになったのです。でも、その達成感がリハビリの指導員の方にも通じたのか、一人で勝手に動いちゃだめですよ、と釘を刺されました。

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